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ドクターに聞く歯列矯正|ほうれい線は矯正で変化する?

葛西モア矯正歯科コラム編集部です。

歯列矯正を行った結果「ほうれい線が消えた」という人がいる一方で、「濃くなった気がする」という人もいます。どうしてこのように両極端な声があるのでしょうか。

そこで今回は、ほうれい線が気になり始めた30代の編集部員が、歯列矯正とほうれい線の関係について、葛西モア矯正歯科の酒井院長に詳しく伺いました。

世界各国の笑顔

ほうれい線が濃くなる3つの原因とは

―そもそも、ほうれい線って何ですか? なぜほうれい線が出来てしまうのでしょうか?

ほうれい線は「シワ」というよりも「頬と鼻との境界線」のようなものです。ほうれい線の目立つ・目立たないは、骨格や顔の筋肉(表情筋)のつき方によっても、個人差が大きい部分ですね。年齢を重ねることによりほうれい線が深くなる傾向があるため、「昔はそうでもなかったのに、最近濃くなった気がする」と気になる方もいらっしゃると思います。
鏡を見て笑顔の女性

―はい、私もほうれい線が気になっています(笑)なぜ、ほうれい線は深くなっていくのでしょうか?

ほうれい線が深くなる主な原因は口の周りの皮膚の状態が変化することで、具体的には、以下の3つの要素があります。

(1)コラーゲンとエラスチンの劣化・減少
(2)脂肪組織の構造の劣化
(3)表情筋の委縮

コラーゲンとエラスチンは肌の弾力を保つために欠かせない成分で、劣化・減少すると真皮部分がゆるみ、肌表面にたるみとなって表れます。

同様に、脂肪組織も肌のハリに深い関わりがありますが、太ったり痩せたりを繰り返すことで構造的に変化し、シワやたるみの状態に影響を与えます。

また、「表情筋」は顔のさまざまな箇所を動かす筋肉の総称で、皮膚のすぐ下に位置して顔全体を内部から支えています。表情筋が衰えることで顔全体の皮膚が下がるので、ほうれい線が目立ちやすくなる傾向が指摘されています。
皮膚の組織図

歯列矯正でほうれい線が濃くなることは稀だが、「出っ歯」の場合は注意が必要

―ズバリ、歯列矯正によって、ほうれい線は変化はするんですか?

歯列矯正を受けることでほうれい線に直接影響が及ぶようなことは、実はほとんどありません。

ご説明したように、ほうれい線が薄くなったり濃くなったりするのは、顔の皮膚自体の変化によるものです。一方、歯列矯正は、あくまでも「口の中」に対してアプローチを行います。皮膚の状態そのものを変化させることはないので、ほうれい線に大きく影響を与えるとは考えづらいのです。

―そうだったんですね。では、歯列矯正でほうれい線が濃くなる、という心配をする必要はないのでしょうか?

基本的にはそのような心配は不要ですが、影響があるとしたら「出っ歯」を治療する場合です。

出っ歯の方は、前方に飛び出した前歯のおかげで、鼻の下の皮膚がピンと張り伸ばされている状態です。歯列矯正によって前歯を本来の位置まで引っ込めると、出っ歯の時の「張り」がなくなることで、鼻の下の皮膚が若干、余った状態になります。

結果的に、それが頬と鼻の下の皮膚の境界線を際立たせることになり、「ほうれい線が濃くなった」と見える場合があるのです。実際には、「濃くなった」というよりも、突き出した前歯によって目立たなくなっていたほうれい線が「本来の自然な状態に戻った」と表現する方が正確だと思います。
ほうれい線によって印象が違う

「歯列矯正で抜歯するとほうれい線が濃くなる」のは本当?

―歯列矯正で抜歯をすると、ほうれい線が濃くなるという噂も聞いたのですが、本当ですか?

抜歯することによって必ずしもほうれい線が濃くなるわけではありませんが、凸凹に生えている上の前歯を引っ込めるために行う抜歯では、ほうれい線が変化する可能性があります

これは、先ほどの「出っ歯」の治療のメカニズムと同じで、鼻の下の張っていた皮膚に若干の余裕が生まれることが原因です。「抜歯をするからほうれい線が濃くなる」のではなく「口もとの突出感を解消することでほうれい線が変化する」と理解していただければと思います。

凸凹に生えた歯を一列に並べる場合、抜歯が必要になることがあります。歯が凸凹に生えてしまう主な原因は、歯列に歯が並ぶための十分な空間がないこと。歯を正しい位置に移動させ、バランスの良い口元を作るためには、まず歯を抜いてスペースを作った方が良いケースが多いのです。

―抜歯をすると、口もとの印象がガラリと変わってしまうのでは、と気がかりなのですが・・・

「抜歯をしたから急にほうれい線が目立つようになった」などの劇的な変化はまず生じませんので、心配しすぎる必要はありません。
汗を掻く女性
抜歯する際は左右1本ずつの合計2本を抜くことが一般的です。「2本も抜歯すると見た目に大きな影響が出るのでは」と思われるかもしれませんが、実際に歯が動いているのは前歯部分のわずか7mm程度と、ほんの少しの変化にすぎません。

ただし、口もとの見た目を気にされている方の場合、その小さな変化が不安に思えてしまうこともあるでしょう。抜歯が必要と言われたら、口もとの見た目がどう変化する可能性があるのか、治療の前のカウンセリングでしっかり確認しておくことをおすすめします。

歯列矯正でほうれい線が薄くなる・消えることもある?

―ほうれい線が濃くなることはほとんどないとわかり、安心しました! 逆に、「歯列矯正でほうれい線が薄くなった」という声もあるようですが、本当でしょうか?

歯列矯正の一番の目的は、健康的な噛み合わせと美しい歯並びを手に入れることなので、矯正治療で直接的にほうれい線を消すことは難しいと思います。

もし「歯列矯正でほうれい線が薄くなった」という方がいらっしゃるのだとしたら、考えられるのは、「表情筋が鍛えらえた結果、ほうれい線が目立ちにくなった」ということかもしれません。

―歯列矯正で表情筋が鍛えらえる、とはどういうことでしょうか?

これが当てはまるとしたら、歯並びが悪いことが原因で「笑顔に自信がないため笑わないようにしている」「口もとを見せたくないので、ほとんど口を開けない」といった方だと思います。
大きく口を開けて笑う女性
普段から大きく表情を動かす機会が少ないと、表情筋が衰え、結果としてほうれい線が目立ちやすくなると考えられます。そのような方が歯列矯正を行って口もとに自信を持てるようになり、思いっきり笑顔を作れるようになれば、表情筋も鍛えられ、顔全体のリフトアップにつながります。結果的に、ほうれい線も目立ちにくくなるかもしれません。

ただし、これはあくまでも「可能性」の話です。ほうれい線の濃い・薄いには、さまざまな要素がからみあっているので、歯列矯正だけでほうれい線を大きく改善できると期待するのは禁物です。

―なるほど!歯列矯正でほうれい線が濃くなる・薄くなる、の謎が解けました!

大切なことなので繰り返しご説明しますが、歯列矯正によりほうれい線が大きく変化するということは、ほぼありません。歯列矯正には時間もお金もかかるので、納得いくまでカウンセリングを受け、治療の目的や、できること・できないことをしっかりと理解したうえで開始するのが重要です。

年齢を重ねることによりほうれい線が濃くなるのは、ある意味、当たり前のことですが、ほうれい線は口もとの印象を大きく左右するパーツでもあります。たとえわずかな変化であっても心配になる、というお気持ちは十分理解できます。

実際にお口の中や口もとの状態を拝見すれば、歯列矯正がほうれい線に与える影響をより具体的にお伝えできます。「歯並びは直したいけれど、歯列矯正でほうれい線が濃くなってしまわないか心配」という方は、ぜひ一度ご相談にいらしてください。

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葛西モアモニュメント
葛西モア矯正歯科では、日本矯正歯科学会の認定医が診察をいたします。「裏側矯正」や「インビザライン」などの目立たない歯列矯正や、白い装置と白いワイヤーを標準使用する「表側矯正」で、治療中もナチュラルな笑顔でいられます。

「日本矯正歯科学会」公認の認定医がいる葛西モア矯正歯科

当医院の最寄り駅は、東京メトロ東西線の「葛西駅」で、徒歩0分。船堀駅からは都営バス「葛西駅行き」、葛西臨海公園駅、舞浜駅からは京成バス「亀有駅行き」「小岩駅行き」にご乗車のうえお越しください。

瑞江駅、篠崎駅をご利用の人は、一之江駅から京成バスで9分とアクセス良好!

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この記事の監修医師

葛西モア矯正歯科 院長 酒井 優真

葛西モア矯正歯科 院長

酒井 優真

Yuma Sakai

  • 日本矯正歯科学会 認定医
  • インビザライン公式認定ドクター

日本全国の歯科医院で矯正治療に従事。2017年、葛西駅前に「葛西モア矯正歯科」を開院。

歯列矯正への心理的ハードルを下げるべく、「治療中の見た目」や「痛みの少なさ」に配慮した治療に力を入れている。


住所:〒134-0083 東京都江戸川区中葛西3-37-16 第二カネ長ビル5F
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